2012/09/05

林琳 - 陪我去買菜 (Sakura, FM-1353, 7")

中華モノコンピといえばSublime Frequenciesの"Singapore A-Go-Go"コンピでなぜか主役扱いだった売れないマンダリンポップアイドル‏Lim Ling(林琳)の、水前寺清子の「1+1の音頭」の中国語版かわいすぎカヴァー"陪我去買菜"。

"Knock Three Times"はいいとして、なんで清子?と思ったら、やはり陳和美ヴァージョンで中国語圏に広まったようです。各種カヴァーが存在しているよう。ちなみにこの曲だけは和美ちゃんよりもLim Lingちゃんのほうがかわいさアップで個人的には良い出来です。

QuestsやStylersとともにどこにでも顔を出す名バンドSilverstones、、ってなんかSilver Beatlesっぽくていいですよね。

Lim Ling & The Silverstones - 陪我去買菜

Lim Ling & The Silverstones - Knock Three Times

Lim Ling & The Silverstones - 台北姑娘

2012/09/04

陳和美 - 珍重・情莫變・可愛的玫瑰花 (Man Chi Records, MCLP-10141, LP)

75年のたぶん3枚目、は実はうってかわって完成された筒実京平的音世界盤でまた違う意味で最高です。

こちらもタイトルは収録曲3つを繋げたもの。

またも一転して全編中国語歌唱ですが、お目目パッチリって意味らしいオリジナル曲?「大眼睛」の弾けるヘイヘイ・ランララ歌謡から始まり、

「長い夜」「絹の靴下」「長崎はみなと町」「お手やわらかに」「あなた」などなどのチャイニーズカヴァーやら

New Seekersで知られるコカコーラソング「I'd Like to Teach the World to Sing (in Perfect Harmony)」、Three Degreesで知られる「When will I see you again (天使のささやき)」とかとか、

アジアン・ソフトロックってジャンルの末端にそっと置いておいてあげて欲しい一枚。ちゃんとリアル筒実京平先生作品も、次作で日本語化する「情熱の砂漠」も中国語版で入ってます。

ほんとは全曲載せちゃいたいくらいですが、こういうのは、いつかウチ来たら聴かせてあげるよー、とか言いたい盤。ジャケは何種類かあるっぽいので現地でも人気盤だったのかも知れません。

ともあれぶっといファンク・ディスコ歌謡やってみたかと思えばしっとり盤もさらっと出してさらにこういうソフトソウルもこなせるなんて和美ちゃん意外に懐深い。。

収録曲かぶったりするのでコンピか出し直しかわかりませんが、あと2・3枚は出てる事を確認しています、が見つけるの大変。。シングルもあるんだろうしなぁ。

陳和美 - 大眼睛

陳和美 - 長夜

陳和美 - 響叮噹

あと歌わせてる選者もステキなセンスなわけなのでちゃんと裏方も調べたいなぁと。

ちなみに全アルバムともプロデューサーは文就波 (Man Chau Po)、バックバンドは波音747樂隊。てMan Chau Po Orchestraって近年編纂の中華圏インストダンスコンピ"Teen Dance Music from China and Malaysia"盤にも登場しますね。ほう。





Man Chi Records本体からのストレートリイシュ―希望です。なぜリストに載っていない。
http://www.manchinet.com/

2012/09/03

陳和美 - 柔道女金剛 (Man Chi Records, MCLP-10110, LP)

74年のおそらく2枚目は、前作からの反省なのか全編流暢な日本語歌唱に一新しています。

タイトル曲は美空ひばりの「柔」。その他「恋の十字路」「時には母のない子のように」「京都慕情 」「ブルーライト・ヨコハマ」「つくり話」「星は何でも知っている」「異国の人」「二人の世界」などなどしっとりバラッド多めです。

で歌詞もタイトルも「さやッキリ」「悲ひみの十字架」とか微妙にまた誤字が出てきているのも和美っぽさがじんわりですね。「ちゃっきり節」「三百六十五歩のマーチ」とか徐々にチャーミングでパワフルな側面もそこかしこに。わん!ちゅー!わん!ちゅー!にぽさがる~。にしても「すぱい!」て掛け声、、なんでしょか。

しかしそれでも喝采は名曲ですね。てか美しい日本語もたまにはちゃんと唄えるじゃん和美ちゃん。

陳和美 - 喝采

陳和美 - さやッキリ

陳和美 - 三百六十五歩

2012/09/02

陳和美・鄭君綿 - 傷心淚・明星之歌 (Man Chi Records, MCLP-10102, LP)

で陳和美大好きっことしてはあと数枚。

74年知り得る限りの1枚目、香港の映画俳優・アナウンサー・コメディアンらしい鄭君綿(チェン・クァンミン)氏とのデュエットも含む企画盤。のような?

ちなみにタイトルらしい単語は収録曲を2つ繋げているだけ。ここではまだ日本への郷愁は「姿三四郎」と「時には母のない子のように」のみで留まっているわけですが、どちらもほぼ中国語歌唱。代わりに日本でも田中星児でおなじみのアレとかやってます。

日本のクレージーキャッツ的にとぼけたジャズなど面白い音源も残している鄭君綿さんはここでは正直とりたてて言う事も無く、、盤全体としてもありがちな中華歌謡ものです。ジャケにあるように流行歌曲集なわけですが。本来?の和美ちゃんがあまり活かしきれていない初期作品という勝手な位置づけ。

陳和美 - 美好的星期天 (Beautiful Sunday)

陳和美 - 情侶郊遊樂 (Simon Says)

2012/09/01

陳和美 - 幪面超人 (Man Chi Records, S-MCLP-10203, LP)

意外に知られていないカタコト歌謡界の影の女王、陳和美の75年おそらく4枚目、"Let's Go! Rider Kick! (Kamen Rider)"こと「幪面超人」。お住まいのアジア地域によっては、「假面奶奶」の主题曲。

日台ハーフの彼女は日本での活動はないため知名度は低いようですが、香港のレーベルを拠点に香港、台湾、マカオ、シンガポールなど中華・華僑文化圏に日本の歌謡曲を持ち込んだ張本人。調べた限りChen Ho-MeiもしくはChen He MeiもしくはChan Wo-Meiのアルファベット綴りがありますが、現地の台湾語/台湾公用の北京語/香港の広東語、等々によっていろんな発音あるんでしょうね。多分一番近いのはChan Wo Mei。日本じゃ ちんかずみ Chin Kazumi でも良い気もしますが。てかアグネスチャンも陳美齡なことをかんがみると、カズミチャン、でも間違いではないかも。

と、あんまりどこにも情報無いので個人的にもメモを。

ただハーフといえど残された音源を聞く限りは母親からの日本語教育は皆無だったよう。

本作にも「旅笠道中」「瀬戸の花嫁」「情熱の砂漠」「純潔」「白い蝶のサンバ」「1+1の音頭」「私の城下町」「いつでも君は」などなどなどルーツの希求という名の拡大誤解釈が全篇に。蔡咪咪の「年頃なのね」も幾分グルーヴィになってます。

まるで藤本卓也作品のような過剰な昭和歌謡感と、内容がわかってなさそうだからこそ出せる思い切りの良いファンキー・ソウルフル・ヴォイス。ちなみにこの表題曲ヒーロー路線でのちにもう一曲「スーパーロボット レッドバロン」も残してますがこちらのインパクトには敵いません。

最近は台湾ともいろいろありますが、こういう時代の交流もあったんだよねとひとまずは。

陳和美 - 幪面超人 (レッツゴー!! ライダーキック)

陳和美 - 求你再愛我 (年頃なのね)

陳和美 - 戀之奴隸 (恋の奴隷)

で一応裏ジャケットに掲載されている幪面超人 (モーミン・チューヤン?)の「正式な」歌詞を掲載してみたり。

この曲だけがこんな感じなので、聞き取りの文字起こしなんでしょうね。「だ」は「ら」に近 い発音ですが、ほぼ忠実に歌っているようでいてまた実際の歌唱と歌詞が全然違う。一番と二番で同じ歌詞の部分を絶妙にわざわざ間違えているのもすごいです。あと、「わ」のつもりが「れ」になってたりっていうアジアの日本語看板あるあるも。

「輝くマシン」だけ正解でしたが、「紳士の枕」?ってなんだ。てか「真紅の枕」にも聞こえるし、凄惨な事件。

セまるしよか ちのくのぶんだ
われらをめら くろいかげ
世界いのひえれおまぶため
ニーニ"ーですごす かがやくましん
だいーだソーためんだソーだーだーソー
セまるしよか はくまのぶんだ
れガとのめら くろるいかげ
世界いの ひえれお まぶだめ
ごーごーですごおしんしのまくら
だいーだいーためんだいーだいー

ちなみに幪面超人こと仮面ライダーのテーマは、中華圏でも周聰、張慧、鄭錦昌などなど幅広く歌われているのですが、真正面から日本語で挑んでいるのは知る限り和美ちゃんだけのよう。つってもハメンライライなので純粋日本語ではないですが。

74年の香港コメディ映画『多咀街 (Gossip Street)』にもチョイ役で出演、など女優としての活動もあったようです。


↓こんなんより全然愛らしいですね和美ちゃん。
http://kamenridergirls.jp/movie.html

2012/08/31

Yuan Sisters - Kodomo Sugiru Kare (Canyon, A-204, 7")

これも一言目の入り方が好きです。アジア姉妹ものそういえば。台湾出身の4人姉妹グループのデビュー盤はカタコト歌謡というよりは強すぎる訛り感がまた良し。

Kathy、Jenny、Tina、Sandyと顔に似合わない名前で活動していますが、真ん中のお姉さんがふとした瞬間にMichael Jacksonに見えたりもします。ということは研なおこにも似ています。

姉御肌かつ実は甘えたい女心もわかりますが、、でも16~21才の彼女たちの彼氏なら、そりゃ子供過ぎたっていいじゃない、という気もします。

一応4ピースバンドとしてデビューしたようですが、さすがにこのグルーヴ感は嘘ですよね。特技見るとタップダンスがうまいらしいです。、、それバンドで必要?

Yuan Sisters - Kodomo Sugiru Kare

Yuan Sisters - Umi Ga Shitteru

2012/08/30

Kazue Monoe - Kaecchimae! (Toshiba, TP-10265, 7")

外人でもハーフでもないですし出稼ぎってわけじゃないんでしょうが、上京歌謡個人的名盤。77年のある意味パンクな節回し。

一瞬イントロ数秒がサザエさんを思わせます。一言目の入り方も素敵。

時代なのかよくわかりませんが、なんだか18、9のあどけない顔の子に歌わせるには強烈ですよね。スター誕生とかまったく知らないのですが。

ひとまず映像でその素朴に凛々しいお姿を。惚れそうです。



ジャケで切り取られたふてくされ女子系の一コマもわりとキュン。でもこれ蹴られてるコカコーラから抗議なかったんでしょうか。ツンデレ歌謡。

B面のまつりのピーヒャラ具合も最高です。

Kazue Monoe - Kaecchimae!

Kazue Monoe - 18 Matsuri

2012/08/29

Sai Mihmih - Toshigoro Nanone (Toshiba, TP-2900, 7")

英語圏で育ったらSammyって呼ばれそうな台湾出身の蔡咪咪ちゃんの日本デビュー盤は再び軽い訛りでかっこよすぎるビート女子、こんだけ安定感とアクがあって16才。

来日以前にも蔡咪咪及五花瓣合唱團など子役歌手として現地でかなりな活動をしていたようで、いい声とグルーヴに仕上がっています。結局日本での成功は無かったようですが大成功した人の影でマイナーな出稼ぎ組みってけっこういるんですね。

ちなみに咪咪はいわゆるミャーミャーな猫の鳴き声の擬音らしいです。声に似合わずかわいいですね。本名蔡雪卿。のち大企業グループ社長婦人。

ヘイヘイ・ヘヘイヘイなB面のほうが断然好き。

Sai Mihmih - Toshigoro Nanone

Sai Mihmih - Boyfriend

2012/08/28

Sammy - Akogare (Polydor, DR1924, 7")

大メロディメイカー筒美京平力爆発のおしゃれかわいいアイドルグルーヴ名盤ながら詳細は何もわからない一枚。

サミーはハーフにも見えなくもないザ・外人顔なのですが日本語力完璧でカタコトのカの字もないですね。素晴らしい。

Sammy - Akogare

Sammy - Namida Ni Konnichiwa

2012/08/27

Jeana Matsuo - Kimama Na Jeana (Toshiba, TP-2574, 7")

モデル出身ハーフ・アイドル個人的No.1、松尾ジーナによる色っぽかわいい気まま歌謡傑作。

カタコトではないのですがゴメナサイの歌わされ方にいい感じの意図を感じてたまりません。小悪魔的ってこういうことだろうなぁ。

よくある「他の娘と話す男に嫉妬」歌謡の典型なB面も無駄にエコーで声が遅れつつ男を惑わしすぎる名曲です。

ちなみに本名は松尾ジニー、、って芸名変えなくていい気がするな。

歌詞同様に、突然ごめんなさい、と芸能界から突如の消息不明となったようです。

Jeana Matsuo - Kimama Na Jeana

Jeana Matsuo - Senaka Misenaide