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2012/10/23

The Blue Star Sisters - But Not Goodbye (Say Goodnight) (EMI, ECHK-524, 7")

ライヴ前?の可愛すぎるひとコマジャケ。

60年代末期、香港で活動した16歳からの5人娘、The Blue Star Sistersこと藍星女子樂隊。

バー・バンドとしても活動していたようでガレージからバラッドまで巧くこなしています。

にしてもグレイト・ロッキン・ブリティッシュR&BビートThe Rebel Rousersカヴァー2曲ともイカす。さすがの土地柄選曲。しっとりタイトル曲は欧米曲ではなくプロデューサーでもある現地在住のVic Cristobal作。夏ジャケな自作曲シングルも残してるようで探したいです。

ラインナップが2箇所に載ってたので転載。

Baby : guitar & lead singer
Connie : rhythm guitar
Pauline : drums
Victoria
Cora
Salina



Zarina (drummer)
Salome (bass guitar)
Connie (rhythm guitar)
Cora (Solo guitar, organ and piano)
Victoria (vocalist and organist)

どっちが本当かはさておいて、なんか片方は6人いる、、と思ったら9人姉妹なんだそう。。とっかえひっかえだったのか固定メンバーいたのか。

The Blue Star Sisters - As I Look

The Blue Star Sisters - But Not Goodbye (Say Goodnight)

The Blue Star Sisters - Soon I'll Wed My Love

2012/09/30

尤雅 - 尤雅之歌 - 你來了/愛的秘密 (Life, LFLP217, LP)

左右対称ジャケ第2弾。

テレサ・テン、アグネス・チャンほか台湾アイドルブームに乗って「優雅 (ユウヤ)」名義で台湾産南沙織として日本デビューを果たし、最近でもベスト盤CD「優雅 筒美京平を歌う」等で再評価著しい尤雅(ヤウ・アー)。今ならAKBにいそうな顔してますが、母国でも素晴らしいです。

テレサ・テンがオリジナルの"心愛的馬車"が好き。

ちなみにWikiより、「当時香港の小学生であったジャッキー・チュンやアンディ・ラウらは、優雅を偶像視していたという。」チュンて、と思ったらチェンじゃないほうもいるんですね。不勉強でした。

太陽神楽隊ことApollo Band伴奏。太陽神バンド、、、Sun Ra Archestraみたいなもん、、ではないです。

尤雅 - 愛的秘密

尤雅 - 心愛的馬車

2012/09/29

愛慧娜 - 我求你騙我騙到底 (White Cloud, EALP-134, LP)

The Stylersもので好きな盤。

シンガポール/インドネシア/マレーシアで活躍したErvinnaこと愛慧娜。インドネシアはスラバヤ出身の華僑の出自だそう。"Top Of The World"、"Beautiful Sunday"やBeatlesなど英米名曲カヴァーの多さでも一部で知られるソウルフル・アイドル歌手です。

香港ドルで結構な値段付いていたのも某所で見たのでわりと人気盤なんでしょうか。 タイトル曲が漢字の字面だけだと相当な悲しいやさぐれ歌謡な気がします。

ほか欧陽菲菲のファンク歌謡「恋の追跡(ラヴ・チェイス)」のグル―ヴィー中国語版「就這樣甜蜜活到底」から、やはりの西洋曲まで幅広く、なのですが、すべて「雲雁選曲」とクレジットされているので全カヴァーなんでしょね。オリジナル曲あるのでしょうか。ていうか選曲家っていいな。なりたい。

左右対称ジャケも素敵。

愛慧娜 - 就這樣甜蜜活到底

愛慧娜 - 星期六的舞会 (Dancing On A Saturday Night)

2012/09/23

蔡咪咪 - 總是笑一笑 (麗歌唱片, AK-805, LP)

「天才玉女歌星」と銘打たれた蔡咪咪ほんとにソロ歌唱盤。こちらはプロの銀石電子楽隊が伴奏、ってSliverstonesですね。てそんな蔡咪咪ファンでもないんですけど。。

その後、東森電視事業グループのドン、王令麟に見初められ結婚・引退しセレブ生活、を送りながらも

07年頃から発覚した談合事件やら不正融資やら巨額背任やらの疑いが持ち上がり夫とともに起訴されたとかされてないとか。今もスキャンダルの渦中にあるようです。台湾語不勉強なので薄い曖昧な情報ですが、人生いろいろですね。
http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/business/20120709/131359

ちなみにセレブ写真、前列左。


蔡咪咪 - 春天好賞花

蔡咪咪 - 梅蘭梅蘭我愛你

2012/09/22

蔡咪咪 及 五朶金花 - 快楽姑娘 (Boeing, AWK-048, 7")

で本物も。蔡咪咪及五花瓣合唱團のアルバムとまったく同じジャケットを流用しながら、名義としては蔡咪咪のソロ、に伴奏が五朶金花 (Five Golden Flowers)という不思議な構成。

五朶金花はまんま五花瓣合唱團だと思いますが権利関係で名前使えないとかあるんですかね。ちなみに「五朶金花」自体はもともと中国建国10周年記念映画として作られた59年の著名な映画タイトルだとか。

全曲アルバム収録で、やっぱりやってる"Obladi, Oblada"もいいですが個人的には"Mama Give Me A Guitar"が好き。

盤質やばすぎるのでまたいつか出会えることを願います。

蔡咪咪 及 五朶金花 - 咪咪猫

蔡咪咪 及 五朶金花 - 快楽姑娘

蔡咪咪 及 五朶金花 - 媽媽送我一個吉他

2012/09/20

白薇薇與五花瓣合唱團 - 探戈小黑貓 (Life, LFLP130, LP)

で絶対弾いてないギタージャケのようでやっぱり弾いているらしいジャケといえば、そんなこんなで中華x子供xモンドxガレージx歌謡がほんのり合わさった台湾産の好きな盤。

例のイタリアの童謡コンテスト「ゼッキーノ・ドーロ」入賞から、日本を含む世界中を席巻した「黒ネコのタンゴ」モノ、やはり中華圏でも。中華系・東南アジア系女性の歌声は総じて舌足らずに子供っぽいところが好きなのですが、リアル子供でもそんなに変わりませんね。

で企画モノ的なこの白薇薇 (Bai Wei Wei)  與 五花瓣合唱團、

実は「年頃なのね」の蔡咪咪 (サイ・ミーミー/Cai Mi Mi/Tsai Mi Mi/Bai Mi Mi/Cai Mei Mei/Chai Mi Mi...)が来日前の子供時代に率いていた「蔡咪咪及五花瓣合唱團」を引き継いだグループのようなのですが、海外ではよく"Five Petals Guitar Band"と表記されています。合唱団、なのでどう訳してもChorusかChoirだと思うわけですが実際どうなんですかね。日本でいうひばり児童合唱団とかNHK東京児童合唱団とかそんな感じ、とも違いますが。合唱してないし。まそういや「及」と「&」って役割だけじゃなくて形まで似ています。

ちなみに五花瓣は蓓蓓 (ギター)、秀秀 (キーボード)、珊珊 (ドラム)、琪琪 (ギター)、云云 (ベース)の5人。

ほぼカヴァーなわけですが作曲者や元ネタへの言及がとくに無く「改編」とだけ書いてあるのがほんと中国らしくていいなと。「赤鼻のトナカイ」とかも潔く中国語化。同じように日本語化した西洋由来歌謡曲もこういう風に聞こえてたのかと勉強になります。あと"Yummy Yummy Yummy"をうまい事変換できなくてYを残しちゃうくらいならそこは英語でもいいのに、と思うのですがこれたまに出てくるYみたいな漢字なんですかね。ま全曲最高。

ちなみにレーベルのLifeの中国語は今度は楽風になってます。いいね。

白薇薇與五花瓣合唱團 - 探戈小黑貓

白薇薇與五花瓣合唱團 - 想起你的笑

白薇薇與五花瓣合唱團 - Y咪 Y咪

2012/09/14

櫻花 - Sakura (EMI, ECHK615, 7")

でRita & Sakuraは櫻花(Ying Hua)の方がタイプ。の日本語カヴァー盤。和装も素敵にお似合いです。

ほっのっおっのよおおに~な橋幸夫大先生「恋をするなら」カヴァーも最高ですが、先祖還りのような「さくら」を挟んだB面のメドレーもいいなぁ。

にしてもバックにまともな人がいたのか知りませんがこちらの日本語は陳和美と違って至極まとも。というかなぜ彼女は来日させなかったのでしょうかね。スターすぎて断られたのかなー。そもそも結局日本人の血は入っているのかいないのか。

櫻花 - Omoidewo Arigato-O

櫻花 - Koio Surunara

櫻花 - Konichiwa Akachan/Sakura/Sukiyaki

2012/09/13

櫻花 与 凌雲 - Sakura And Rita (EMI Columbia, S-33ESX620, LP)

んでまたいいジャケ。再びアジアのスター凌雲と櫻花によるガールズデュオの、"ソフトロック的ポップサイケ"とかにありがちな名デザインをあしらった69年盤。ヒット曲「ウナ・セラ・ディ東京」も収録。

RitaとSakuraがどっちが先に来てるかに法則ってあるんですかね、リーダー盤みたいな。って裏ジャケ見ると逆になってるっていう。拘り無いのか。

この人たちとかNancy Sitとかは周りの仕組んだ大人も含めて妙に完成度が高くて、ある意味個人的面白さは低いほうだったりはします。「ジ・亜モノ・ガレージ」というか。そのまんまというか。

つっても久々聞き返すと、バックバンドThe Questsの名演も光る みんなが求めてるほうの英語曲カヴァーもなんだかんだでやっぱりかっこいいなー。と素直に。

Sakura And Rita - 鄉下姑娘

Sakura And Rita - There's A Kind Of Hush

Sakura And Rita - Bala Bala

2012/09/11

Vivian & The Kangaroos - Then Me Kissed Me (Swan, SE-4571, 7")

でなんも知らないシンガポーリアン・ガール・ヴォーカル・ヒット・カヴァー・ゴーゴーゆるかわ盤。

こちらもVivianの中国名すら情報出てこないのでほんとマイナーバンドなのでしょうかね。ガレージと呼ぶにはあまりにゆるやかな流れ、オールディーズと呼ぶにはモダンな違和感。

"Then He Kissed Me"が自己愛のような誤字になってるのも含めて、シンガポール盤のいい意味でのゆるさがよく現れた一枚です。

時間の流れがこんなにゆるやかでも良かった時代があったのかーと。

Vivian & The Kangaroos - Then Me Kissed Me

Vivian & The Kangaroos - Catch A Falling Star

Vivian & The Kangaroos - Stupid Cupid

2012/09/08

摩利士賓敦 領導 音符樂隊 - 阿蘭娜 (CORTERSIONS, TKE2227, 7")

Sakuraといえば中華圏にもよくあるカヴァー。

お顔のおかげで歌姫にはなれなかったけど声は可愛い彼女、楚音 (Choh Ying)を配したMaurice Patton & The Melodiansこと摩利士賓敦 領導 音符樂隊。バンドリーダー、モーリスの当て字も楽隊名の意訳センスも、「&」の部分に至るまで、とても素敵なバンドです。大ヒット歌手Simon Junior (西門魯尼)との絡みをはじめ数多くの若手のバックにもついていたりと中華圏全土に影響を与えたらしいチャイナビートバンドのハシリですね。

"Wooly Bully"みたいなガレージものも残してはいますが、多くはいわゆるA Go Go/Off Beat Cha Chaと言われるジャンルの、全体的にサーフインストの影を引きずったままヴォーカルを入れているような音作りなのでガレージ志向の方にはつらそうですが、それでも古きよきゆるさが詰まっています。

ジャケの雑な写真も好き。

Maurice Patton & The Melodians - 阿蘭娜 (Ah Rana)

Maurice Patton & The Melodians - Sa-Ku-Ra (櫻花)

Maurice Patton & The Melodians - 親愛的 (Pe-Pi-To)

2012/09/07

凌雲 与 櫻花 - Rita & Sakura Show (Columbia EMI, ECHK 627, 7")

というわけでマレーシアから香港まで広くアジアで愛された より中華系の歌姫、Rita Chaoこと凌雲とSakura TengことYing Huaこと櫻花によるデュオ。

「骨まで愛して」カヴァーなどなどなどもしているのでこちらのSakuraは日本語由来でしょうね。てかこのデュオって盤も情報も多く残っているようでいて経歴詳細伝わってきませんが、そもそもハーフなんでしょうか、櫻花。

"Hanky Panky"カヴァーや"Girls In The Garage"なイメージからそっち系の需要が高いみたいですが個人的にはこういう現地向けポップスの側面のほうが好き。ハハハが大好物です。

ちなみに全曲が男役と女役に別れてのかけあいデュエットなので、のSakuraの男装です。

Rita & Sakura - 拝年 (New Year Visit)

Rita & Sakura - 哈哈哈

Rita & Sakura - 傻瓜与野丫头

2012/09/06

Naomi & The Boys - Happy Happy Birthday, Baby! (Philips, ME-C136-NE, 7")

中華系Rita Chaoと並ぶ60'sシンガポールのガールポップ/ガレージ・マレー系歌姫Naomi Suriyaとお兄さんRobert Suriya率いるThe Boysによる悲しい誕生日カヴァー。知り合いに誕生日の人いませんが。

イギリス連邦なお国柄か辺境っぽさのかけらもないストレートな西洋ビートをかますわけですが、どうしてもB級ガレージのようなクオリティ、やっぱりなんだかたまりません。96粒くらい涙も出そうな悲しい歌にとてもマッチしたお声のNaomiは日本語由来よりは聖書由来なんでしょうかね。でもムスリム?

ちなみにこちらもお国柄インドネシア植民ロックを得意とするオランダの地味辺境ガレージレーベルGrey Pastからのアジアモノコンピ"Steam Kodok"にも収録されていました。

Naomi & The Boys - Happy Happy Birthday, Baby!

Naomi & The Boys - Please, Baby, Please

Naomi & The Boys - I Know

2012/09/05

林琳 - 陪我去買菜 (Sakura, FM-1353, 7")

中華モノコンピといえばSublime Frequenciesの"Singapore A-Go-Go"コンピでなぜか主役扱いだった売れないマンダリンポップアイドル‏Lim Ling(林琳)の、水前寺清子の「1+1の音頭」の中国語版かわいすぎカヴァー"陪我去買菜"。

"Knock Three Times"はいいとして、なんで清子?と思ったら、やはり陳和美ヴァージョンで中国語圏に広まったようです。各種カヴァーが存在しているよう。ちなみにこの曲だけは和美ちゃんよりもLim Lingちゃんのほうがかわいさアップで個人的には良い出来です。

QuestsやStylersとともにどこにでも顔を出す名バンドSilverstones、、ってなんかSilver Beatlesっぽくていいですよね。

Lim Ling & The Silverstones - 陪我去買菜

Lim Ling & The Silverstones - Knock Three Times

Lim Ling & The Silverstones - 台北姑娘

2012/09/04

陳和美 - 珍重・情莫變・可愛的玫瑰花 (Man Chi Records, MCLP-10141, LP)

75年のたぶん3枚目、は実はうってかわって完成された筒実京平的音世界盤でまた違う意味で最高です。

こちらもタイトルは収録曲3つを繋げたもの。

またも一転して全編中国語歌唱ですが、お目目パッチリって意味らしいオリジナル曲?「大眼睛」の弾けるヘイヘイ・ランララ歌謡から始まり、

「長い夜」「絹の靴下」「長崎はみなと町」「お手やわらかに」「あなた」などなどのチャイニーズカヴァーやら

New Seekersで知られるコカコーラソング「I'd Like to Teach the World to Sing (in Perfect Harmony)」、Three Degreesで知られる「When will I see you again (天使のささやき)」とかとか、

アジアン・ソフトロックってジャンルの末端にそっと置いておいてあげて欲しい一枚。ちゃんとリアル筒実京平先生作品も、次作で日本語化する「情熱の砂漠」も中国語版で入ってます。

ほんとは全曲載せちゃいたいくらいですが、こういうのは、いつかウチ来たら聴かせてあげるよー、とか言いたい盤。ジャケは何種類かあるっぽいので現地でも人気盤だったのかも知れません。

ともあれぶっといファンク・ディスコ歌謡やってみたかと思えばしっとり盤もさらっと出してさらにこういうソフトソウルもこなせるなんて和美ちゃん意外に懐深い。。

収録曲かぶったりするのでコンピか出し直しかわかりませんが、あと2・3枚は出てる事を確認しています、が見つけるの大変。。シングルもあるんだろうしなぁ。

陳和美 - 大眼睛

陳和美 - 長夜

陳和美 - 響叮噹

あと歌わせてる選者もステキなセンスなわけなのでちゃんと裏方も調べたいなぁと。

ちなみに全アルバムともプロデューサーは文就波 (Man Chau Po)、バックバンドは波音747樂隊。てMan Chau Po Orchestraって近年編纂の中華圏インストダンスコンピ"Teen Dance Music from China and Malaysia"盤にも登場しますね。ほう。





Man Chi Records本体からのストレートリイシュ―希望です。なぜリストに載っていない。
http://www.manchinet.com/

2012/09/03

陳和美 - 柔道女金剛 (Man Chi Records, MCLP-10110, LP)

74年のおそらく2枚目は、前作からの反省なのか全編流暢な日本語歌唱に一新しています。

タイトル曲は美空ひばりの「柔」。その他「恋の十字路」「時には母のない子のように」「京都慕情 」「ブルーライト・ヨコハマ」「つくり話」「星は何でも知っている」「異国の人」「二人の世界」などなどしっとりバラッド多めです。

で歌詞もタイトルも「さやッキリ」「悲ひみの十字架」とか微妙にまた誤字が出てきているのも和美っぽさがじんわりですね。「ちゃっきり節」「三百六十五歩のマーチ」とか徐々にチャーミングでパワフルな側面もそこかしこに。わん!ちゅー!わん!ちゅー!にぽさがる~。にしても「すぱい!」て掛け声、、なんでしょか。

しかしそれでも喝采は名曲ですね。てか美しい日本語もたまにはちゃんと唄えるじゃん和美ちゃん。

陳和美 - 喝采

陳和美 - さやッキリ

陳和美 - 三百六十五歩

2012/09/02

陳和美・鄭君綿 - 傷心淚・明星之歌 (Man Chi Records, MCLP-10102, LP)

で陳和美大好きっことしてはあと数枚。

74年知り得る限りの1枚目、香港の映画俳優・アナウンサー・コメディアンらしい鄭君綿(チェン・クァンミン)氏とのデュエットも含む企画盤。のような?

ちなみにタイトルらしい単語は収録曲を2つ繋げているだけ。ここではまだ日本への郷愁は「姿三四郎」と「時には母のない子のように」のみで留まっているわけですが、どちらもほぼ中国語歌唱。代わりに日本でも田中星児でおなじみのアレとかやってます。

日本のクレージーキャッツ的にとぼけたジャズなど面白い音源も残している鄭君綿さんはここでは正直とりたてて言う事も無く、、盤全体としてもありがちな中華歌謡ものです。ジャケにあるように流行歌曲集なわけですが。本来?の和美ちゃんがあまり活かしきれていない初期作品という勝手な位置づけ。

陳和美 - 美好的星期天 (Beautiful Sunday)

陳和美 - 情侶郊遊樂 (Simon Says)

2012/09/01

陳和美 - 幪面超人 (Man Chi Records, S-MCLP-10203, LP)

意外に知られていないカタコト歌謡界の影の女王、陳和美の75年おそらく4枚目、"Let's Go! Rider Kick! (Kamen Rider)"こと「幪面超人」。お住まいのアジア地域によっては、「假面奶奶」の主题曲。

日台ハーフの彼女は日本での活動はないため知名度は低いようですが、香港のレーベルを拠点に香港、台湾、マカオ、シンガポールなど中華・華僑文化圏に日本の歌謡曲を持ち込んだ張本人。調べた限りChen Ho-MeiもしくはChen He MeiもしくはChan Wo-Meiのアルファベット綴りがありますが、現地の台湾語/台湾公用の北京語/香港の広東語、等々によっていろんな発音あるんでしょうね。多分一番近いのはChan Wo Mei。日本じゃ ちんかずみ Chin Kazumi でも良い気もしますが。てかアグネスチャンも陳美齡なことをかんがみると、カズミチャン、でも間違いではないかも。

と、あんまりどこにも情報無いので個人的にもメモを。

ただハーフといえど残された音源を聞く限りは母親からの日本語教育は皆無だったよう。

本作にも「旅笠道中」「瀬戸の花嫁」「情熱の砂漠」「純潔」「白い蝶のサンバ」「1+1の音頭」「私の城下町」「いつでも君は」などなどなどルーツの希求という名の拡大誤解釈が全篇に。蔡咪咪の「年頃なのね」も幾分グルーヴィになってます。

まるで藤本卓也作品のような過剰な昭和歌謡感と、内容がわかってなさそうだからこそ出せる思い切りの良いファンキー・ソウルフル・ヴォイス。ちなみにこの表題曲ヒーロー路線でのちにもう一曲「スーパーロボット レッドバロン」も残してますがこちらのインパクトには敵いません。

最近は台湾ともいろいろありますが、こういう時代の交流もあったんだよねとひとまずは。

陳和美 - 幪面超人 (レッツゴー!! ライダーキック)

陳和美 - 求你再愛我 (年頃なのね)

陳和美 - 戀之奴隸 (恋の奴隷)

で一応裏ジャケットに掲載されている幪面超人 (モーミン・チューヤン?)の「正式な」歌詞を掲載してみたり。

この曲だけがこんな感じなので、聞き取りの文字起こしなんでしょうね。「だ」は「ら」に近 い発音ですが、ほぼ忠実に歌っているようでいてまた実際の歌唱と歌詞が全然違う。一番と二番で同じ歌詞の部分を絶妙にわざわざ間違えているのもすごいです。あと、「わ」のつもりが「れ」になってたりっていうアジアの日本語看板あるあるも。

「輝くマシン」だけ正解でしたが、「紳士の枕」?ってなんだ。てか「真紅の枕」にも聞こえるし、凄惨な事件。

セまるしよか ちのくのぶんだ
われらをめら くろいかげ
世界いのひえれおまぶため
ニーニ"ーですごす かがやくましん
だいーだソーためんだソーだーだーソー
セまるしよか はくまのぶんだ
れガとのめら くろるいかげ
世界いの ひえれお まぶだめ
ごーごーですごおしんしのまくら
だいーだいーためんだいーだいー

ちなみに幪面超人こと仮面ライダーのテーマは、中華圏でも周聰、張慧、鄭錦昌などなど幅広く歌われているのですが、真正面から日本語で挑んでいるのは知る限り和美ちゃんだけのよう。つってもハメンライライなので純粋日本語ではないですが。

74年の香港コメディ映画『多咀街 (Gossip Street)』にもチョイ役で出演、など女優としての活動もあったようです。


↓こんなんより全然愛らしいですね和美ちゃん。
http://kamenridergirls.jp/movie.html

2012/08/31

Yuan Sisters - Kodomo Sugiru Kare (Canyon, A-204, 7")

これも一言目の入り方が好きです。アジア姉妹ものそういえば。台湾出身の4人姉妹グループのデビュー盤はカタコト歌謡というよりは強すぎる訛り感がまた良し。

Kathy、Jenny、Tina、Sandyと顔に似合わない名前で活動していますが、真ん中のお姉さんがふとした瞬間にMichael Jacksonに見えたりもします。ということは研なおこにも似ています。

姉御肌かつ実は甘えたい女心もわかりますが、、でも16~21才の彼女たちの彼氏なら、そりゃ子供過ぎたっていいじゃない、という気もします。

一応4ピースバンドとしてデビューしたようですが、さすがにこのグルーヴ感は嘘ですよね。特技見るとタップダンスがうまいらしいです。、、それバンドで必要?

Yuan Sisters - Kodomo Sugiru Kare

Yuan Sisters - Umi Ga Shitteru

2012/08/30

Kazue Monoe - Kaecchimae! (Toshiba, TP-10265, 7")

外人でもハーフでもないですし出稼ぎってわけじゃないんでしょうが、上京歌謡個人的名盤。77年のある意味パンクな節回し。

一瞬イントロ数秒がサザエさんを思わせます。一言目の入り方も素敵。

時代なのかよくわかりませんが、なんだか18、9のあどけない顔の子に歌わせるには強烈ですよね。スター誕生とかまったく知らないのですが。

ひとまず映像でその素朴に凛々しいお姿を。惚れそうです。



ジャケで切り取られたふてくされ女子系の一コマもわりとキュン。でもこれ蹴られてるコカコーラから抗議なかったんでしょうか。ツンデレ歌謡。

B面のまつりのピーヒャラ具合も最高です。

Kazue Monoe - Kaecchimae!

Kazue Monoe - 18 Matsuri

2012/08/29

Sai Mihmih - Toshigoro Nanone (Toshiba, TP-2900, 7")

英語圏で育ったらSammyって呼ばれそうな台湾出身の蔡咪咪ちゃんの日本デビュー盤は再び軽い訛りでかっこよすぎるビート女子、こんだけ安定感とアクがあって16才。

来日以前にも蔡咪咪及五花瓣合唱團など子役歌手として現地でかなりな活動をしていたようで、いい声とグルーヴに仕上がっています。結局日本での成功は無かったようですが大成功した人の影でマイナーな出稼ぎ組みってけっこういるんですね。

ちなみに咪咪はいわゆるミャーミャーな猫の鳴き声の擬音らしいです。声に似合わずかわいいですね。本名蔡雪卿。のち大企業グループ社長婦人。

ヘイヘイ・ヘヘイヘイなB面のほうが断然好き。

Sai Mihmih - Toshigoro Nanone

Sai Mihmih - Boyfriend