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2012/08/12

Elsa Popping And Her Pixieland Band - Delirium In Hi-Fi (Columbia, WL106, LP)

心地よさそうで心地よくなさそうで心地よいファニーでストレンジでキュートなインスト系大名盤。

「恋は水色」でおなじみの仏イージーリスニング大家Andre Popp先生が、"サウンド・エフェクト・ウィザード"の異名をとるエンジニアPierre Fatosmeを従えた匿名変名すてきなバンド名儀によるラウンジ・モンド・アドヴェンチャー名盤「精神錯乱・イン・ハイファイ」は時空を歪ませ50年代に表出した現代。

エコー、逆回転、スピード調整、ディレイ、変調、多重録音、カット&ペースト、てかまぁお家芸のミュージックコンクレート、、の手法で編み出されたアヴァンギャルドで過剰なコラージュ・テープ編集と、ポルカ/ラグタイム/ビッグ・バンド・ジャズ/オーケストレイション/ハイトーン・スキャット/口笛/うがい、、を当然サンプラーもシーケンサーも無しに自身の実験的ポップセンスだけであの時代に掛け合わせるって、BeatlesやJoe Meekがパクっていたとしても不思議ではないです。というかできることなら僕がパクってみたい。そうさ今こそ。アドヴェンチャーズ・イン・サウンド。

犬が聞いて死んだ音楽もあるそうですがこちらはワンちゃんもヘッドフォンで安心?の家庭の娯楽ミュージック。にどうにか仕上がっているのが驚異。本気の冗談音楽決定盤です。

ジャケ右奥のおばさんの寝そべり聴きにあこがれ。

Elsa Popping And Her Pixieland Band - Java

Elsa Popping And Her Pixieland Band - La Polka Du Roi

Elsa Popping And Her Pixieland Band - La Polka Du Colonel

2012/08/10

Nippon Columbia - Demonstration Test Record For Ultra Sound Listening Enjoyment (CBS, TYS-1001, 7")

で全然お洒落じゃないジャケに包まれた、よくあるステレオシステム・セッティング指南レコ。

変わっていく時代だったんですねー。MP3の聴き方を解説したダウンロード音源、とかが出ない世の中で残念です。

僕が唯一持ってる東京キューバンボーイズ音源かもしれない、「証城寺の狸囃子」のアレンジ最高です。

上手なきき方③の「レコードを大切にして下さい」に はいっ!と答えたい一枚です。

Columbia Stereo No Kaisetsu.1

Tokyo Cuban Boys - Oye Negra

Tokyo Cuban Boys - Shojoji No Tanuki Bayashi

2012/08/09

V.A. - Kinjirareta Koi - Sekai No Golden Pops 120 (Dynagroove, 18S-11, LP)

あまりにもお洒落なジャケットに包まれたインストグルーヴ有名コンピレーション。

その有名さとは裏腹に伊集加代 x 中村八大な話題しか出てこないので手ごろな値段で聴いてみたのですが、まあそうかと。リーダーズダイジェストものですしね。

肝心の「月影のランデブー」も個人的にはオリジナルのほうが断然好み。Mindbendersの"A Groovy Kind Of Love"とかツボはついてますが。

にしても世界のゴールデンポップス120っていうのはシリーズ番号ですかね。妙に高かったり激安だったりしそうですのでご注意を。

Hiroshi Matsumoto To Blue Nights - Nagisa No Sha La La

Hachidai Nakamura Quintet - Tsukikage No Rendez-Vous

Shungo Sawada Quintet - Hoshizora No Romance

2012/08/08

Masami Kawahara Y Su Los Rumbelos - Latin Go Go (Takt, TS-510, 7")

和ラテンパーカッション大家・川原正美と彼の楽団による他ジャンル料理名演ゴーゴー・ブーガルーな抜粋盤。「いずれも今までのラテン音楽ではつくり得なかった楽しい演奏となっています。」

DJ的には"Day Tripper"が人気のようですが、踊らず体を揺らす程度に聴く分には"I Got Rhythm"辺りが最高です。

池玲子系のラテン・エロ・モンド・レコーディング「恍惚 / エクスタシー」はアナログリイシューしないかなぁ。

Masami Kawahara Y Su Los Rumbelos - Night And Day

Masami Kawahara Y Su Los Rumbelos - I Got Rhythm

Masami Kawahara Y Su Los Rumbelos - Day Tripper

2012/08/07

Kanji Harada To Allstars - Chuuto Hanpa Wa Yamete (Polydor, KR2143, 7")

引き続きなんとなく和洋折衷ジャケ。

和ジャズ大御所・原田寛治による名シリーズ「黄金のドラム」からの抜粋のようなドラム歌謡EP版は6曲収録。

ドラムブレイク大好きなDJ諸氏に好まれる盤でもあるのでしょうが、てか全編ドラムブレイクの場合ドラムブレイクと呼ぶのかわかりませんが、僕は単にイージーには聴けないイージーリスニングとして楽しみます。やべえ。

金髪の正座もまた良し。

Kanji Harada To Allstars - Chuuto Hanpa Wa Yamete

Kanji Harada To Allstars - Kanashiki Tetsudoin

Kanji Harada To Allstars - Hana Kuu Mushi No Samba

2012/07/25

Seiji Hiraoka & Blue Chandelier - Night Club No Katasumi De (Philips, FS-8076, LP)

そんなこんなで疲れた耳にふと聴きたくなる 日本のジャズ界を代表するヴィブラフォン弾き、平岡先生の個人的最愛盤。

Coati Mundiと並ぶ個人的二大ヴィブラフォニスト。 ほんとはこれさえあれば他に和モノとかどうでもいいです。

曽我町子版でも知られる「謎の女B」がよく取り上げられますが、ネタ性よりも演劇性が際立つ本作収録ヴァージョンが好き。

ありそうな、でも無さそうな、でもありそうな日常をこんなにも儚くやさしく描ける作家を他に知りません。

言い方微妙ですがいわゆるさだまさし系の声の中でも最も控えめで最も感情豊かな部類のその歌唱は一流の歌手としても愛せます。「歌とヴィヴラフォン*平岡精二」という宣言どおりの一枚。「、と物語」とも付け加えて欲しいですが。

ひとまず代表曲「あいつ」「つめ」以外の名曲名演を。語りかけ歌謡の最高峰「よう子ちゃん」にかきむしられます。

「謎の女B」は浅丘ルリ子が謎の女を演じた「華やかな女豹」挿入ヴァージョンの、本来のより喜劇的な平岡先生を堪能できるシングルもいつか手にしてみたいです。

Seiji Hiraoka & Blue Chandelier - Tobacco No Kemuri

Seiji Hiraoka & Blue Chandelier - Nazo No Onna B

Seiji Hiraoka & Blue Chandelier - Yoko Chan

2012/06/29

Keiko Tani - Midnight Space (Victor, SV-6574, 7")

なんか危なそうな匂いのジャケ、につられただけのジャズヴォーカリストという名のクラブ回り歌手によるただのジャズ歌謡。。

かと思いきやB面がとても素敵なメロウ・アーバン・哀愁・サンバ・ディスコ名曲でした。

伸びやかなお声で男の弱さを必死に求めるけい子さん。嫌いじゃないです。

Keiko Tani - Midnight Space

Keiko Tani - Kininaru Kageri

2012/04/28

Daisy Dynamite - Jetset (GIP, 4028, 7")

歌手としてはDivineよりも古いと思われる、芸名センスからしても元祖マツコ・デラックスことオランダの巨漢ドラァグクイーンMs. Daisy Dynamiteことキャバレェ・ジャズシンガーHans van den Hoek氏による79年作は東京からマイアミへ? 座席2席分は使うんだろうなぁ。

その存在感とは裏腹にオランダ国内での中ヒット程度なRosemary Clooneyカヴァー"Botch-A-Me"で一発屋的に知られている程度の"彼女"ですが、2発目くらいのこの曲が大好きです。

パパパ歌謡最高峰。

男の色気を出しまくったB面もとても心地よいスイング感で最高ですね。この路線の場末シャンソンアルバム"Live At Oscar Wilde"も手ごろなお値段で見つけたいところです。

Daisy Dynamite - Jetset

Daisy Dynamite- The Evil Girl In Town


動いてるのあるんですねー。思いのほか黒い厚塗り。というかこんな小型機で大陸間飛行は無謀です。

2012/04/14

Lost Gringos - Endstation Eldorado (Ata Tak, WR19, LP)


Ata Takが誇る無国籍変質者集団の、モンドっちゃモンドなエセ・ラテン・ラウンジ・スウィング傑作唯一アルバム。

Rita Lee "Lanca Perfume"カヴァーの子供声名曲"Bargeld-Amore"も心の一曲です。決してロリコンではないはずですが。

定番ですけどやっぱり好きなDylanゆるカヴァーもさすがに傑作。年取れば取るほどこの辺のすごさがわかってきますね何故だか。青二才なりに。

Lost Gringos - Bargeld-Amore

Lost Gringos - Like A Rolling Stone Reggae

2012/04/09

Jimmy Luxury & The Tommy Rome Orchestra - Selections From A Night In The Arms Of… (Epic/Work, OAS-42848, 12")


2つのものを掛け合わせるといえば、でもってスウィングといえば、、なこちらは 自ら"The Originators Of Swing-Hop"を標榜したホワイト・ヒップホップ99年作、アルバムからのカットですが8曲入ったお徳盤。

フェイクと言ってしまうにはあまりにも完成された名演ばかりで驚きます。ラテンの持ってき方もなにもかも センスだけで乗り切ったにしては天才。

ちなみにああいう文化がわかりかねるのですが「クボタタケシ的なるもの」の定番人気盤のよう。とっくの昔のネタモノと化しているのかと思いきや、2012年ヨーロッパツアーとかやってるそう。
http://www.jimmyluxury.com/jluxmain.html

Jimmy Luxury & The Tommy Rome Orchestra - Hi-Ball Swing

Jimmy Luxury & The Tommy Rome Orchestra - Cha Cha Cha

Jimmy Luxury & The Tommy Rome Orchestra - Sweet Apple Pie

2012/03/21

Jam Today - Stereotyping (Stroppy Cow, SC/JT1, 7")


ポストパンク期の女性モノで一番好きな一枚を。Marine Girls寄りのEssential Logicな感性とMaximum JoyからHenry Cowまでのアプローチでシングル一枚のみを残した76年結成で幾多の変遷を経たフェミニスト/レズビアンなオール・ガールズ・ジャズ・バンドの、自身のレーベルからの81年盤。前身はSpoilsports。

本作には不参加なもののRaincoatsのヴァイオリニストVicky Aspinallも一時合流。のち一部はよりレズビアン志向かつワールドグルーヴなデュオOvaをサポート、一部はAnnie Whitehead主宰のVortex Jazz Foundation Big Bandへ。

ちなみにバンド名はWellerとは何の関係も無くルイス・キャロルの鏡の国のアリスの一節、"The rule is, jam to-morrow and jam yesterday -- but never jam to-day."なる白の女王のお言葉です。

で信じられないことに、未発表曲含むライヴ映像が見られる時代。。どれも7"と比べて遜色ない完成度。発掘音盤化希望です。
http://www.youtube.com/user/JamToday3/videos 

ブログのタイトル字が本盤を少し意識しているのは内緒です。

Jam Today - Friends In You

Jam Today - Stereotyping

Jam Today - Song About Myself

2012/02/28

BUtterfield 8 - Watermelon Man (Go! Discs, GOBUT 1, 7")

ラウンジインストというか純ジャズクラというかBluenote逸曲というかラテンクラシック過ぎるかの名曲「西瓜売りの男」は自演含めて数限りないカヴァーがありますが、例のネオアコNWを渡り歩くTerry EdwardsによるデュオButterfield 8盤も完璧ムード。

小山田クラシックでもあり渋谷系サバービアな時代に持て囃されたらしいのでちょっと気持ち悪いけれど、まいいものはいいなと。ネオアコ層からは無視されるけれど忘れてはならない大事な片割れ、元MaddnessのMark Bedfordによるベース好演もたまりません。

そういえば謎の言葉フェイクジャズってなんなんでしょうね、まっとうにジャズですこちら。

ちなみに同時期に同名バンドもいるので要注意。

BUtterfield 8 - Watermelon Man

Butterfield 8 - St. Lyle Drive